美しい夢を君とⅡ
あっという間に昼休みになり龍音と鳳竜と屋上へ



「で、なんで来れないんだ」


「はいはい、その前に座ろうね玲夜くん」


みんなで座り先程のことを話す







「ーーーーーーーーーてわけ。
多分白鴉は樹の正体を分かってないはず。鈴になにかするつもりだよ」


「白鴉聞いたことないわね。調べてみるわ」



そう言ってパソコンを取り出す結華とそれを覗き込む稜



「ちょっと質問なんだけどその鈴ちゃんのお兄さんって族に入ってるの?」



愛那に聞かれて言うか迷う



炎舞、翠苑の幹部たちの顔を知っている鳳竜



だけど雷神の顔は知らないはず



んー、雷神って言わなければいいか



「入ってるよ」


「そうなんだ。どこ?」


「どこだろうね。さ、ご飯食べよ」



強制的に話を終わらせると不満そうな鳳竜



個人情報はさすがに言えないっつーの



「ひとついいか?」



そう言って結華と稜の方を向く律斗



「なんだ?」





「2人はもしかしてムーンとサンか?」










あれ、まだ言ってなかったんだっけ?



なんて思いながら2人を見ると何故かびっくりしていた


なんで?



「、、、あれ、言ってなかったか」


どうやら稜たちも言ったつもりだったらしい



「改めまして、俺がムーンで結華がサンだ。よろしくな、ウル」



そう言って律斗と手を差し出す稜



「ほんとに2人がムーンとサンなのか、、、」



なんて言いながらしっかりと手を握る律斗




< 332 / 410 >

この作品をシェア

pagetop