美しい夢を君とⅡ
「美夢ちゃん行こ!」
「あ、うん」
教室から出ていく鈴に着いて行こうとしたら結華に止められた
「白鴉の正体はまだ分からないけど倉庫の場所は分かった。近くにいるから何かあったらすぐ連絡して」
「ありがと」
「鈴、どこまで行くの?」
「ん~?もう少しだよ~!」
この会話をしたのは3回目
学校を出て電車に15分も乗って辿り着いたのは来たことの無い場所
さらに駅から30分以上は歩いている
「ついた!!」
やっと着いたかと思えばコンビニ
「え?鈴?」
「ここに来てって言われたの!」
「あーなるほど」
なんて言ったら遠くからバイクの音
4.5台?
そしてそれは私たちの前で止まった
ヘルメットを外す男たち
最後の一人の顔を見て固まる
は???
何でこいついるの?
向こうも私の顔を見てびっくりしている
「鈴ちゃんおまたせ。行こっか」
一人の男が鈴に声をかけバイクの後ろに乗せる
「えっと君が鈴ちゃんの友達だね。とりあえず誰かのバイクの後ろ乗って」
そう言われてある人物の顔を見ると「乗れ」と言われた
こいつ後で殴る
そう心に決めてやつの後ろに乗った