美しい夢を君とⅡ
「そっちの女を解放しろ」
私じゃない方を指さす人
「どっちも渡さねぇよ!!お前ら何もんだ!!」
「総長こいつら知らないの?」
突然後ろから聞こえた声にびっくりする屋島
そりゃそうだろうな。いつも敬語で話してくる仲間が急にタメで話しかけてきたんだから。
「ラ、ライは知ってるのか」
「族に入ってるやつなら誰でも知ってるでしょ。この格好。そしてこのパーカーの色」
まぁそうだよね、族に入ってる人なら知ってるはずだよね
「知らねぇよ!!誰なんだよ!早く言えよ!」
え?まじ知らないの?
「総長のくせにしらないとかやばいね、この人たち龍音だよ。まじ笑えるわ」
なんて笑いながら言うライ
おいおいそんな言い方したら総長怒るだろ
「ライ!お前誰に向かってそんな口聞いてんだ!」
ほら怒った。私今人質なんだからやめてよね
「うっ、、」
その声に目を向けると倒れているのは総長とライ以外の幹部と思わしき人たち
その近くには黒い格好をした人
稜と陸だな
「お前らたかが5人だろ!!その人数で勝てると思うなよ!いけ!!!」
屋島がそう叫ぶと玲夜たちに向かっていく下っ端たち