美しい夢を君とⅡ


「だれが5人って言った?」


玲夜がそう言うと入口から人が続々と入ってきた




黄色の特攻服を羽織っている先頭の人物




「白鴉、お前ら今日で終わりだ」




そういった人物は雷神総長、佐久間 樹




「な!なんだお前ら!!誰だ!」


「俺か?俺は雷神総長だ」


「なんで雷神がここにくるんだよ!!」


そう言って私の首元にナイフを当てたまま後ろに下がる屋島



「お前周り見えてるか?雷神だけじゃねぇぞ。あの龍音もいんぞ。」



「りゅ!龍音!?」


どうやらまじで気づいてなかったらしい



「何しに来たんだよ!!」


「その女返せ。その女は俺らの女だ」


え?私?いやいやあんたが返して欲しいのは鈴でしょ!!



「この女!?くれてやるよ!けどあの女はやらねぇからな!」



え????私人質終わり?


てかこいつどんだけ鈴のこと手に入れたいんだよ



「あぁ?てめぇもういっぺん言ってみろ。あの女はやらねぇ?あの女ってこいつだよなぁ?」


そう言いながら鈴の方を指さす樹



なんか怒ってる?



いや、めちゃくちゃ怒ってるよな



「そうだ!その女は俺のもんだ!」



「ざけんじゃねーぞ。その女もこの女もお前にやらねぇよ」


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