美しい夢を君とⅡ


「、、、あぁ、そうだ」


渋々といった感じの樹



さすがに龍音のことは言えない



「じゃ、私はそろそろ帰るね。樹、鈴のことよろしく」


「美夢、さんきゅーな」


「ん」



倉庫を出るとそこに居たのは玲夜



「おまたせ」


「おう、帰るか」


「うん。あ、1回家帰る」


「分かった」



たしかみんな結華たちもバイクで来てたはず



そう思って1度家に帰り着替えて、金の龍が舞っているバイクに乗り倉庫に向かった















「ひーめー!あ、そうちょー!!!」


「和樹ほんとにその下りもういらん」


「じゃあ姫!!」


「はいはい」


和樹を適当にあしらいつつ幹部室へ






「美夢っちおかえり〜」


「ただいまぁ〜」


「鈴って子に正体明かしたの〜?」


「私の?言ってないよ」


「そうなんだ〜。はいど~ぞ~」


「ん。陸ありがと」



受け取ったものを耳につける



みんなお揃いのピアス



この間帰る時に幹部室の机に置いてっちゃったんだよね






「あ、今日暴走しよ」


「え?!今日!?」


嬉しそうな香純と反対に、すごく嫌そうな顔をしているのは結華と稜



2人はルート決めなきゃ行けないからね



「てことだから2人ともよろしく。暴走したいでしょ?」


「そりゃしたいけどいきなり言わないで」


「はーい。結華さんよろしくでーす」


「はぁ、、、」



そうため息をつきつつパソコンを広げる結華



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