美しい夢を君とⅡ
ーー



「じゃ!総長!後ろは任せてください!」


「ん。和樹、光太よろしくね」


後ろに行く2人を見送って前を向く



「じゃ、始めますか」


玲夜と目を合わせお互い頷いた



その瞬間鳴り響くのは私と玲夜のバイク



その音を聞いてみんなのバイクも動き出す




さっ、久しぶりの暴走楽しみますか

















走り始めて1時間



山道を登っていると前からは眩しいほどの光



しかも道を塞がれた





なに?どっかの族?


バイクを止めると横に来るのは玲夜たち



「なんだ?」


「わかんない」


すると向こうから誰かが歩いてくるのが見えた


「ちょっと行ってくる」


「うん。玲夜よろしく」







5分経っても戻ってこない玲夜


姿はずっと見えてるから喧嘩とかではなさそう




「、、、行ってくるわ」


「気をつけて」



これ以上待つもの嫌だから結華にそう声をかけて玲夜の元へ








「あ、もしかして総長さん?」


そう言ってきたのは青髪の男


多分歳は同じぐらいか上



「誰」


「俺は青楼の総長、アオでーす」



青楼ーセイロウー?!



ってあの青楼?!



「あ、黙ってるってことは龍音さんたちやっぱり俺らのこと知ってる?あーついに有名になっちゃったかぁ」


なんて言っているやつを無視して玲夜の腕を掴む
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