美しい夢を君とⅡ
「巧!目開けろ!!!起きろ!!!!」
そう言って巧を掴む陸
「陸、落ち着け」
「落ち着いてられるかよ!!」
「今は巧を病院に運ぶことが1番だろ。お前は親に連絡しろ」
玲夜にそう言われても怒りが抑えられない陸
「ふざけんな!誰だよ!!」
「陸落ち着いてって」
「うるせぇ!!」
「うわっ、、、」
陸の腕を掴んだら振りほどかれて後ろに倒れかけた
「、、、玲夜ありがと」
「おう」
私の体勢が整うと陸のとこへ行き、「陸、いい加減にしろ」と言い顔を殴った
え?!殴った!?
「ちょ!玲夜!!」
「っ!いってぇ、、、なにすんだよ!」
「いい加減落ち着け。今お前が動いても意味が無い。巧の回復を待って話を聞く。それまでは勝手に行動するな。分かったな」
「、、、チッ」
なんとか落ち着いた陸
遠くから救急車の音が聞こえる
ん?今の私たちバイク集団でやばいよね?
100人はいるよね??
、、、警察もくるよね?
「みんな!今すぐ解散!警察が着く前にばらけて!早く!!」
そう言うと慌ててバイクに乗って帰っていく下っ端たち
「姫!!俺たちは!!」
「和樹たちは結華たち連れて倉庫の中に!」
「はい!!」
よし。とりあえずここに居るのは私、玲夜、陸、稜のみ
さすがにみんなでいたら暴走族だとバレる