美しい夢を君とⅡ

「柚月」


「なに?」


「青楼についている組はあまりにも危険すぎる。危険すぎて八木下でさえ、まだ手をつけれていない。これの意味が分かるな?」


分かるよ。つまりまだ青楼に手を出すなってことでしょ



そんなの分かってる。



だけど



「炎舞の下っ端に手を出したってことは龍音、翠苑、雷神にも手を出したってこと。許せない」


「お前らの気持ちは分かる。だけどもう少し待ってくれ。組のほうを先に潰すんだ。」


「もう少しって?どのぐらい?」


そう言うと顔を歪ませる五十嵐さん


「分からねぇ、、1週間かもしれない。1ヶ月かもしれない。1年かもしれない」


「そんなに待てない。せめて1ヶ月。1ヶ月後青楼を潰す」


「、、柚月。今回の戦いはあまりにも危険すぎるんだ。青楼についている組は平気で人を殺す奴らだぞ。銃でもナイフでも。なんでもありの奴らだ」


そんなの分かってる


だけど早く潰さないとまた犠牲者が出るかもしれない



「五十嵐さんすみません。美夢もいま戸惑っているんです。みんなで話し合ったら連絡するんで」


「稜、、、」


「分かった。必ず連絡しろ」


「はい」




去っていくパトカーと入れ違いで来たのは炎舞の幹部たち



「巧は?!」


「今病院に向かってると思う。心臓は動いてるから大丈夫」


「そっか、、よかった、、」


安心からかその場に座り込む潤


「とりあえず中入るよ。ほら、立って」


「ん?あぁ、、」



炎舞8代目総長の潤



その後ろには副総長の弘と新しい幹部たち
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