美しい夢を君とⅡ
「美夢!!」
勢いよく抱きついてくる香純を受け止めて頭を撫でる
「香純、大丈夫だから。」
「、、、陸は?」
「陸は玲夜と一緒に病院行ったよ」
「そっか、、」
結華は大丈夫かな、、
そう思って結華を探すと稜に抱きしめられていた
少し離れているけど結華の泣き声が聞こえる
そして私の胸では香純が泣いている
そうだよね、怖かったよね
私も怖かったよ
巧の顔が見えた瞬間は気がおかしくなりそうだった
だけど私がしっかりしなきゃ
そう思ったんだ
「美夢、詳しく聞かせてほしい」
真剣な顔で言ってくる潤に返事をして香純と離れる
「和樹、香純を送ってきてあげて。稜も結華を送ってあげて。」
和樹にそう言うと香純が「いやだ、、」と言った
「香純?」
「いやだ、、怖い、、」
震えている香純を優しく抱きしめる
「じゃあ今日はうちに泊まりおいで。結華も」
そう言うと頷く2人
「ん。じゃあ、、、」
「美夢、話は俺がしとくから今日は帰っていいぞ。和樹、光太すまないが3人を頼む」
「はい!」「分かりました!」
稜、、、
「ありがと。よろしくね」
「あぁ」
話は稜に任せて今日は帰ろう
海にも話しとかなきゃだ
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