美しい夢を君とⅡ
ーー
「美夢、今日のこと忘れてただろ」
「いや、忘れてはないんだよ。ただちょっと」
「ちょっとなに」
「いや、すみません」
「飛ばすから」
そう言ってさらにスピードを上げる玲夜さん
怖いっす
今は17時半
あの後どう幹部室に行くか考えてたら玲夜から電話が来て「忘れてないよな?今すぐ外に来い。迎えに来てる」そう一方的に言われて切られた
その瞬間あることを思い出し「ごめん!帰る!迎えは玲夜が来てるから!」そう言って部屋を飛び出した
ーー
「急げ。18時には来るぞ。俺は先に行ってるから」
「うん、ありがとう」
玲夜に家まで送ってもらい急いで準備する
服を着替え、髪をまとめてキャップを被りフードも被る
そして赤い龍が舞っているバイクに乗り急いで倉庫へ