美しい夢を君とⅡ

「ユズ?」


途中玲夜たちとすれ違ったけど今はごめん



そう心の中で言って走り続けた
















「まじでいないんだけど」


あれから15分も探したけどどこにも居ない



多分もう車とかで逃げたな



はぁ、みんなのところ戻ろ












さっきのところに戻るとたくさんの人が倒れている


そして立っているのは5人



「あれ、ユウたちも居たんだ」


「ん?あぁユズか。サクから話は聞いた。いたか?」


「んーん、いなかった」


「そっか、じゃあ倉庫戻るぞ」


「ん」















「あーーー、ほんとにわかんない。青楼の狙いはなんなの」


ソファに座りながら言うと反応してくれたのは稜



「適当に族の人間を狙ってるとか?」


「いや、あれ以来狙われてるのは明らかに炎舞、翠苑、雷神、鳳竜でしょ」


「龍音は誰も狙われてないよな」



そうなんだよねぇ



巧が襲われてから色んな族が青楼と思わしき人達に襲われている


まぁ主に炎舞たちなんだけど。


きっと世界ランクを変えようとしてるだろうなぁ


そんで鳳竜を狙ってるのは多分炎舞と同盟組んでるのを知ってるから。


鳳竜に何かあれば炎舞が動くってわかってるんだと思う


龍音が狙われないのは下っ端もみんな素顔を隠してるから




「そう言えば来週に決まった」


玲夜の言葉に「なにが?」と返す


「集まりだ」


「あぁあれか、、、ん?」


「どうした?」


「いや、そう言えば青楼の総長さ、私たちに"またみんなが揃った時にお邪魔する"って言ってたよね?それってもしかして、、」
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