美しい夢を君とⅡ

「、、、美夢、美夢」


ん?あれ?寝てた?


横になっていた体を起こす


あれ、、、


もしかして今玲夜に膝枕してもらってた?


「玲夜ごめん。ありがと」


「おう。手術終わったぞ」


その言葉に手術室を見るとランプは消えていた


「和樹は?」


「無事に終わって今は病室。もう少しで目を覚ますだろうって」


そっか、、無事に終わったんだ、、



「、、、よかった、、、」


「ん。みんなにはもう連絡してあるから。和樹のとこ行くぞ」


そう言って私の頬を触る玲夜


「どうしたの?」


「涙の跡なんて和樹に見られたらうるさいからな」


「ふふっ、そうだね。」
















病室に着くと沢山の管に繋がれた和樹


手足にもたくさんの包帯を巻いている


だけど顔はすごく綺麗


顔だけは殴られないようにしたのかな


和樹らしい


「あれ?今何時?」


外を見ると明るい


「今は朝の5時。ちなみに手術が終わったのは22時」


「え、私何時から寝てたの?」


「21時だな」


めちゃくちゃ寝てるじゃん、、、


「玲夜膝大丈夫?」


「膝?あぁ」


いや、絶対膝痛いよね。私がずっとあの体制だったってことは玲夜その間動いてないってことでしょ


申し訳ねぇ、、



「、、、イチャイチャしないでくださいよ、、」


そう声が聞こえてベッドの方を見る


「和樹、、、?」


「なんすか、姫さん、、あ、総長」


「和樹!!!!!!!」


その瞬間頬を伝うのは涙


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