美しい夢を君とⅡ
「りっくんしてくれないんだったらりょーにしてもらうー!!りょー!!ちゅー!!」


なんて稜に迫る香純を止めたのはもちろん陸


「香純!!!!だめだから!!」


普段ニコニコしてる陸だけどさすがにガチで怒ってる


「りっくん怒ったの?ごめんね、、、」


そんな陸を見て泣き出しそうな香純


「え、あ、いや!!怒ってないから!!あーもう!!部屋戻るぞ!!」


そう言って香純を連れて部屋を出ていった



「香純ってお酒飲んだらどうなるんだろうね」


「もっとキス魔になるんじゃない?」


「あー、陸大変そう」


「ほんとね。さっ、デザート食べましょ」


そう言って美味しそうなデザートを食べ始めた結華だけど次第に様子がおかしくなっていった


「あっつい、、、」


なんて言う結華の顔は真っ赤


「結華?」


「ん?あ、美夢だ。ふふっ」


「え?ちょっと結華?」


なぜか結華に抱きつかれた私


「んー、あついー」


「暑いんだったら離れなよ」


「やぁだ。」





え?!何今の?!めちゃくちゃかわいいんだけど!!!


「結華ちゃーん。ちょっとこっち向いて〜」


結華の顔を見てある疑問が浮かんだ


もしかして。


そう思って品書きを見る



「あー、やっぱり」


「どうしたんだ?」


玲夜に品書きを見せると「あぁ」と言った


「結華酒に弱いんだね」


「そうだな。しかも酔うと人に抱きつくんだな」


「ははっ」


デザートに少量のアルコールが含まれていた


それで酔うってことは相当弱いってことだなぁ
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