美しい夢を君とⅡ

「んーーー、もうあつい。脱ぐ」


え?


なんて思った時には遅く浴衣の帯を取った結華


「おいおい勘弁してくれ、、、」


そう言いながら視線を逸らす玲夜


「まじかよ」


稜に至っては固まっている


「いや、稜。どうにかしなさいよ」


「どうにかってどうすんだよ」


「知らないし。って結華ここで脱がないで!!自分の部屋で脱いで!!」


「えぇ〜、あ、稜くん発見。抱っこしてぇ」


稜に両手を伸ばしながら言う結華


ちなみに浴衣がはだけている為下着が少し見えている


「あー、これやばいわ。まじやばいわ」


なんて言いながら結華をお姫様抱っこして出ていった稜



「はぁ、香純といい結華といいすごいね」


「あぁ。稜と陸大変だな」



、、、。




どうしよう。2人っきりになっちゃった


いやまぁここ私たちの部屋だし問題は無いんだけど


「美夢、少し散歩行かないか」


「え?散歩?うん。いいよ」







そう言って来たのは旅館の庭


すごく広くて池とかもあってもうとりあえず日本!!って感じ


「うわぁ。星が綺麗に見える」


「ほんとだな。寒くないか?」


「うん。寒くないよ」


心配してくれるなんてほんと玲夜って優しいな


てか改めて見ると浴衣姿の玲夜かっこよすぎない?


やばい、写真撮りたい


よし、撮ろう



そう思って携帯を向けてシャッターを押した


その瞬間まさかの振り向いた玲夜


見事カメラ目線


「かっこよすぎぃ、、、」


「美夢」


呼ばれて玲夜の方を向くとカシャッと音がした


「ふっ、かわいい」


携帯を見ながらそう言った玲夜


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