美しい夢を君とⅡ
そして数分後
「うわー!博多ラーメン!!水炊きセット!?」
「どれもうまそー!!!」
という声が倉庫中に響き渡った
和樹たちに渡したのは卒業旅行のお土産
先週無事に高校を卒業した私たち
そして次の日から2泊3日で旅行
しかも福岡だけじゃなくて九州を回ってきた
おかげで分刻みのスケジュールだったけどすごく楽しかった
沢山食べたしたくさん遊んだし
満足満足ってね
「美夢、玲夜。上に来てちょうだい」
「はーい」
結華に呼ばれて幹部室に入ると真剣な表情のみんな
「どしたの」
座りながら聞くと答えてくれたのはもちろん結華
「来週の暴走のルート決めてるのよ」
あぁ、なるほど
「で、なんで陸と香純まで真剣なの?」
暴走のルートはいつも結華と稜が決めてるから2人は関係ないと思うんだけど。
「今回は一緒に決めたいそうよ。それならみんなで決めた方がいいってなって美夢たちも呼んだの」
あー、そっか、そうだよね。うん。
「私行きたいとこあるんだけど」
「それなら最後に行く予定」
「え?まだ何も言ってないんだけど」
結華さんエスパーなの?
「美夢が行きたいとこはみんなも行きたいとこなのよ」
な、なるほど
「あ!暴走の帰りにさ!私たちだけで炎舞とかの倉庫回ろうよ!!」
え、なにそれ
「めちゃくちゃいいじゃん!!」
「でしょー!!!」
盛り上がる私たちとえ?って顔をしている結華と稜
「もしかして翠苑、雷神も行くの?」
「もちろん!」
「はぁ、、分かったわ、、」
めんどくさそうな結華
まぁ理由は分かる
炎舞は倉庫近いけど翠苑たち遠いもんね
けど行きたい
って事だから結華たちよろしくね〜
そう思いながら目を閉じた