美しい夢を君とⅡ

「よかった」


思わずそう呟いた


「何がだ?」


玲夜にそう聞かれて


「下っ端同士が仲良くて良かったって思って」


「ははっ、そうだな。これで争いは起きないな」


たしかに。



それは安心だわ



「争いなんて起きたら私ショックで死ぬかも」


「えぇ?!大丈夫ですよ!!俺たちまじ仲いいんで!!!な!!!」


和樹が炎舞たちの下っ端に声をかけるとすごい勢いで頷くみんな


ふふっ、おもしろ



「よし。」


蓮が突然そういうもんだから何かと思って待つ


「龍音10代目、今までおつかれさん。これからも会う機会があったらよろしくな」


蓮、、、


「おつかれ!!」「おつかれー」


潤、樹、、、



「みんなありがとう!!!蓮も樹もお疲れ様!!潤はまだ頑張ってね!!」



「おう!」「ありがとな」「頑張るわ!!」


蓮も樹も今年で引退、まだ居るってことはほんとにギリギリまで残るんだと思うけど。


って3月はあと1週間で終わるけどね




「じゃあそろそろ帰るか。龍音道開けるからお先にどうぞ」


「蓮ありがと」



みんなと別れてバイクに乗り正面の道を通る


その時見えたものに目頭が熱くなった


炎舞、翠苑、雷神のみんなが手を降ってくれてた


しかも旗まで振っちゃってくれてさ



暴走の時に旗を使うのは大晦日とかの大切なイベントの時だけってお互い決めてたのに。


今日のことを大切っておもってくれたのかな




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