美しい夢を君とⅡ
倉庫に帰ってきて玲夜たちと倉庫内を歩く
「あ!ここって陸がぶつけた場所じゃない?!」
香純の言葉にみんなでそこを向くと明らかに凹んでいる壁
「うわっ、懐かしい」
なんて笑うと陸に「笑うな」と言われた
この傷は高校に入ってすぐのときみんなで倉庫内で野球をしてたら陸がバットを吹っ飛ばして出来たもの
倉庫内で野球とかバカすぎだよね。
まぁその時ボール投げたの私だけど
「総長たち!!!!」
その声にみんなで振り返ると下っ端たちが全員集合していた
「どうしたの?」
すると「せーの」と和樹
「「いままでお疲れ様でした!!!!」」
そう言って頭を下げたみんな
「総長たちのお陰でたくさんのことを学べました!!」
「玲夜さん!時には厳しく時には優しく接して下さりありがとうございました!!」
「結華さん!いつも美味しいお菓子ありがうございます!!」
「稜さん!またバイク一緒にいじってください!!」
「香純さん!いつも笑顔でいてくれたおかけで俺達も笑顔でいることが出来ました!!」
「陸さん!またゲームしましょう!!」
「総長!!!俺を拾ってくれてありがとうございました!!!!」
突然始まった下っ端たちの感謝の言葉
稜と陸のに関してはなんか違うけど最後の和樹の言葉を聞いて涙腺が崩壊した
「俺、総長に拾われなかったら今頃捕まってたかもしれません。だからほんとに総長には感謝してるんです。ほんとのほんとにありがとうございました!!!」
「和樹、、、」
涙を堪えて和樹の顔を見たら満面の笑みを浮かべながら泣いていた
「俺!絶対龍音守ります!!!炎舞も翠苑も雷神も鳳竜も!!守ってみせます!!」
「うん、、」