美しい夢を君とⅡ

終わっちゃった



倉庫を見渡すと色々なことを思い出す




約8年、この倉庫にほぼ毎日のように来た




当時小学生でいつも青空くんの後ろにくっついてた私を遊びに誘ってくれた7代目のみんな


中学生になってメンバーになってたくさん喧嘩の練習をした8代目のみんな



高校生になり総長に指名してくれた9代目のみんな



先代たちのおかげでずっと良好な関係が築けている炎舞、翠苑、雷神



同盟を組んで私に色々なことを教えてくれた鳳竜



いつも私に着いてきてくれた下っ端たち




そしてずっと一緒にいてくれた玲夜たち




みんな大切な人達




この人たちがいたから今の私がある



誘拐されたり襲撃されたり色々なことがあったけどみんなのおかげで乗り切れた




みんなありがとう




これからみんなで会うことは少なくなると思うけど私は誰一人として忘れないよ




夢を見るのは嫌だけどみんなが出てくるハッピーな夢だったら毎日見てもいいかな



なんてね。




「美夢、帰るぞ」


後ろを振り返ると私の大好きな人



その横には結華、稜、陸、香純



「みんな。今までありがとう。

これからもよろしくね」



そう言って玲夜に抱きついた



「っと。急に来るな」


なんて言いながら優しく抱きしめてくれる玲夜



「ふふっ」「美夢らしいな」


「かすみん俺の元においで!!」「はーい!」



みんな大好きだ



ずっと一緒にいたい



大切な仲間



大切な人



これからも守るよ、だから私のことも守ってね




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