美しい夢を君とⅡ

バイクで行くのかと思ってたら歩きだった


まぁコンビニまで10分だからいっか



にしても優雅と二人っきりになるのは水族館デート以来だなぁ



あの時手繋いだよね



しかも恋人繋ぎ




きゃー!思い出しただけで恥ずかしい




「美夢、聞いてるか」


「あ、え?なに?」


「誰かにつけられてる」


「は?」




神経を後ろに向けるとたしかに気配がする



しかも結構いる



「どうするの?」


「撒いて逃げる、と言いたいとこだがもう無理なようだ」



その言葉に周りを見渡すと前からも来ていることに気づいた




そして囲まれる私たち



「美夢、俺の後ろにいろ」




いや、後ろに居ろって言われても後ろからもきてるんだけどな、、、



なんて思いながら「分かった」と言っておく



「おやおや、これは鳳竜の総長さんじゃないですか。後ろにいるのは姫さんですよね」



前からきたやつの一人が喋りだした
< 68 / 410 >

この作品をシェア

pagetop