美しい夢を君とⅡ
クリスマス
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「美夢!美夢!」
誰かにそう呼ばれ飛び起きる
そして目の前の人物に思いっきり抱き着く
震えが止まらない
涙も止まらない
あの夢はなに
最初のは優雅たちに正体がバレる夢
次のは和樹と二人で砂浜にいた
話からして龍音と鳳竜が無くなってた
そしておそらく私以外のみんなが死んでる
それだけでも最悪なのにその次に見た夢はなに
あれも前の続きだった
あの男はだれなの?
「美夢どうした?」
「青空くん、私見ちゃいけない夢を見てる。この一年特にひどい。みんなが死ぬ夢ばっかり」
そう言うと頭を撫でてくれる青空くん
「大丈夫、夢だからね」
「あとね、最近見る夢なんだけど小さいころの私が知らない男の人に監禁されてて髪の毛を切られたんだ」
そう言った瞬間青空くんの動きが止まった
「青空くん?」
「ん?あぁごめん。それも夢だから、あんまり気にしちゃだめだよ」
「うん」
なんか今の青空くん変だった気がする
「マイシスター!ごはんー!!!!!」
下からそう聞こえて青空くんから離れる
「ごめんね、もう大丈夫だから」