愛して欲しいなんて言わない!
「後輩に泣きつかれたら
断れないだろう?」
明るい声が聞こえてきた
「あがるぞ」
遠慮もせずに、
東山って男がずかずかと入ってきた
足音が近くでとまるなり
私の呼吸が停止した
もしかして部屋のドアを開けられるのではないか
と不安になる
「さっさと座れよ」
西九条の声が聞こえた
不機嫌だ
「ああ、もしかして彼女とお楽しみの最中だった?」
「だったら何だよ
帰ってくれるのか?」
「玄関に女物の靴があったからさ
どこにいるんだ?
こっちの部屋か?」
私の心臓に何かが刺さるような感覚があった
心拍数が跳ね上がり
呼吸が大きく乱れる
お願い
部屋を開けないで!
私は手を組んで祈る
「まさか小西理菜が
お前の女ってことはないだろ?」
東山の声が低くなる
「青山に泣きつかれたんだな?」
「大きな胸を押しつけられたら
断れねえだろ?
ほろりって頬を伝う涙にも
勝てねえよ」
「谷間を見たか?」
「見た、見た!
しかも谷間から香水がぷうんって
してきてさ~…って違うだろ!」
西九条の失笑が聞こえた
一年のクラス担任か
私は先生たちの顔を思い出そうとするが
東山の顔はわからなかった
「はあぁ…ってわけだから
お話を聞かせてもらうよ」
「どういうわけだよ!
俺は青山に興味はない
それだけだ
迷惑なんだよ」
「相変わらず
はっきり言うよな
お前って」
断れないだろう?」
明るい声が聞こえてきた
「あがるぞ」
遠慮もせずに、
東山って男がずかずかと入ってきた
足音が近くでとまるなり
私の呼吸が停止した
もしかして部屋のドアを開けられるのではないか
と不安になる
「さっさと座れよ」
西九条の声が聞こえた
不機嫌だ
「ああ、もしかして彼女とお楽しみの最中だった?」
「だったら何だよ
帰ってくれるのか?」
「玄関に女物の靴があったからさ
どこにいるんだ?
こっちの部屋か?」
私の心臓に何かが刺さるような感覚があった
心拍数が跳ね上がり
呼吸が大きく乱れる
お願い
部屋を開けないで!
私は手を組んで祈る
「まさか小西理菜が
お前の女ってことはないだろ?」
東山の声が低くなる
「青山に泣きつかれたんだな?」
「大きな胸を押しつけられたら
断れねえだろ?
ほろりって頬を伝う涙にも
勝てねえよ」
「谷間を見たか?」
「見た、見た!
しかも谷間から香水がぷうんって
してきてさ~…って違うだろ!」
西九条の失笑が聞こえた
一年のクラス担任か
私は先生たちの顔を思い出そうとするが
東山の顔はわからなかった
「はあぁ…ってわけだから
お話を聞かせてもらうよ」
「どういうわけだよ!
俺は青山に興味はない
それだけだ
迷惑なんだよ」
「相変わらず
はっきり言うよな
お前って」