愛して欲しいなんて言わない!
「小西さん、放課後に用事ある?」

小林が話しかけてきた

「なんで?」

「ちょっと…お願いがあるんだ」

「何?」

「妹のプレゼントを買いに行きたいんだけど
何を買ったらいいのかわからないから
付き合って欲しくて」

「いいけど」

「ありがとう」

小林が嬉しそうにほほ笑むと
私から離れて行った

なんで私なんだ?
不思議に思う

確かに同じ委員だけど
小林なら他にも誘う女性はいそうだけどな

…って西九条と青山のエッチを見て
顔を真っ赤にした奴だ

女子と付き合った経験はないのかも
…って私も他人のことは言えないや

男と付き合ったことないし

でも他人のエッチを見て動揺したりしない

< 84 / 151 >

この作品をシェア

pagetop