推しと繋がって、付き合った話。

その地下アイドルグループはデビューしたばかりで、駅前でビラを配るらしく

Aちゃんと一緒に貰いに行くことになった。


.


Aちゃん「 やばーい!緊張しない? 」

私「 うーん、うん ^^; 」


見るからに熱量の違いが凄かった。

そして、時間になり駅に向かった。


.


「 僕達〇〇ってグループでデビューライブやるので来てくださーい!無料です!」


駅に着くと、大きな声でビラ配りをしてるその人たちがいた。

もうAちゃんは大騒ぎで、推しに一直線に向かいビラを貰っていた。

その様子を仏のように見守りながら、私は端の方に立っていた。


「 あの、良かったら貰ってください 」


声をかけてきたのは、前Aちゃんにメンバー紹介をされた時

唯一 ( 少し ) 気になった人だった。


< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop