志岐さんと夏目くん
「志岐さんは夏目くんとのラブラブな話をして〜、私らはクズのことを愚痴るっ!!」
「ていうかクズのことなんかもうどうでもいいってー!! それよりこっちの男子たちと仲良くなろうよっ!! メイドやってた人みんなカッコよくなかた!?」
「あっ確かにっ!! メイクはちょっと面白かったけど絶対カッコイイっ!! カッコ良さが滲み出てたっ!!」
「小日向くんも良かったよねっ、ちょっとおバカな感じだったけどっ!! あとクズを連れてくる時にもう一人居たじゃんっ? あの人も絶対カッコイイっ!!」
「わかるー!! 絶対カッコイイし絶対良い人っ!!」
どんどん盛り上がっていく二人を見ながら、私も笑う。
「うちのクラスの男子、スペック高い人 多いと思うよ。 性格悪い人も多分居ないから……夏目くんにお願いして誰か紹介してもらおうか?」
「「 お願いしますっ!! 」」
と声が重なり合い、顔を見合せ、二人はお互いにまた笑い合った。