志岐さんと夏目くん


「夏目と志岐さんもさぁ、もっとくっついたら? 俺ら以外誰も居ないしー」

「そうそう、カレカノで楽し〜いことすれば?」



あぁ、また見せつけるのが始まった。

女の子たちも嫌がることなく受け入れている。

というか、かなり嬉しそう。


そのまま……山口くんと平山さんが唇と唇を重ね合わせた。



「ちょっと、やだぁ〜」

「いいじゃん、したくなったんだから」

「もぉ、見られてたら恥ずかしいじゃんっ」



二度、三度とキスが繰り返され、そのうち近藤くんと佐々木さんもキスをし始めた。

女の子二人は、やっぱりどちらも嬉しそうだ。



「……お前ら、個室ん中にも監視カメラがあるの知らないのかー?」



と夏目くんが苦笑気味に言うけれど、四人はお構い無しという感じで、キスは更に激しくなっていった。


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