彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目
「姫に嫌われたくなくて、
笑顔の下に
ずっと隠してきましたけど……」
「……」
「僕の中で膨れ上がった嫉妬心を
隠し続けるのは、
もう、限界なんですよ」
そんなこと……
言われても……
「姫、教えてください」
ん?
「あとどれくらい自分を磨けば、姫は、
僕の虜になってくれますか?」
私に突き刺さる、真剣な瞳が熱い。
総長の紡いだ言葉に嘘はないと、
凛とした瞳が、訴えてくる。
それって本当に……
総長が私を好きっていうこと??