彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目


「ちっ…違うの。この人は……」



首と手を全力で振って、
全身で否定しているのに

子猫ちゃん達は、キョトンとしてるだけ。




みんな、疑ってる顔をしているよ。

どうしよう……





「みくる様の……
 彼氏……とか?」


「だから、全然違うから!」




もう! 

この状況、どうしてくれるのよ!




氷牙さんはアイドルでしょ?


私の存在なんて、
一生隠したいんじゃないの?



彼女有り疑惑が、少しでも浮上したら

輝かしいアイドル人生が、
転落しちゃうんじゃないの?




それなのに


女の子たちに囲まれた道端で……

私を羽交い締めにするなんて……



ほんと、意味がわかんない!!


< 182 / 343 >

この作品をシェア

pagetop