彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目
恋人繋ぎのまま
私の腕を引っ張る、氷牙さん。
「ほら、行くぞ」
「行くって……どこにですか?」
「それ……今……聞くか?」
うわっ///
氷牙さんの顏、一瞬で真っ赤///
顔だけじゃなく、
うなじまで真っ赤になってるよ。
私の質問、
そんなに恥ずかしいものだったのかな?
「答えたくなければ……
答えなくていいですけど……」
――数秒後。
小さく開いた氷牙さんの口から
恥ずかしそうに揺れる声が、漏れた。
「ゾっ、ゾルック……ライブ……
だけど……」
……ん?
……ん?
「えええぇぇぇぇっ?」