彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目
大事な子達を騙していたことに、
心が、痛んで痛んでしょうがない。
氷牙さんは、バイクから降りると
「俺がアイドルをやってるから、
隠してもらっていた。
みくるを責めないで欲しい」
私の代わりに、
頭を下げてくれたけれど
子猫ちゃん達は、納得できない顔で
私をじっと見つめてくる。
「みんな、ごめんね。
ちゃんと本当のこと、話すから」
私のこと、許して。
今まで通り、私の側にいて。
お願い……