彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目



「私じゃ、ないですよ」


「……は?」



「氷牙さんが電車で好きになった人

 100%、私じゃないんです」






言っちゃった。

断言しちゃった。



これで氷牙さんとの、同居も終わりかぁ。



氷牙さんはこの先、
本物の運命の相手を探して

私じゃない女性を、
ワイルドな言葉攻めで
キュンキュンさせるんだろうな。



想像すると、心臓が苦しいなぁ。



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