彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目





笑い上戸の課長に甘え、

総長と二人で、会社を出る。



どこに連れて行かれるのかは
わからない。



私はただただ、自転車を押して

無言のまま歩く総長の、
2歩後ろを歩く。




見慣れた道。

使い慣れた道。


その先には、
私の住むボロアパートがあって。



自転車置き場に
自転車を止め終えたところで

総長が振り返った。


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