彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目


俺の決断は、間違っていない。


みくるの命より大事なものは、
この世にないんだから。





そんなこと、わかっているのに……




『みくるに会いたい』




俺の中に封じ込めている感情が
こぼれてくるから

顔を歪めずにはいられない。






沈む気持ち。

一緒に視線も、沈み切ってしまう。



じっと机を睨んでいた、俺の肩を

蓮見さんがポンと叩いた。



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