翼をくれた君たちへ
『…で?』

風「で?って??」

『え、なんか用事があって来たんじゃないの?』

風「あ!そうだった!!なっちゃん、料理できる?」

『なっちゃん???』

夏帆とか夏帆ちゃんとかかっちゃんなら分かるけどなっちゃんってなに?

風「うん!夏に帆って書いてかほだから、なっちゃん!」

『いやいやいや、無理があるでしょ』

風「ダメ?」

う“っ…うるうるした目で上目遣い…可愛過ぎるでしょ…

『ダメではないけど・・・学校では雪羽だから、間違えないでよ』

風「やった〜!」

ハァ…まぁこのくらいならいっか

『んで、料理だっけ?出来るけど、何で?』

隼「俺たち普段料理は当番制にしてるんだけど〜、今日担当の風羽が面倒って言うからさ〜」

『つまり作ってほしいと』

隼「そーゆーこと!」

面倒だなぁ…

悠「作っていただけませんか?出ないと今日は外食になるので」

ん〜いや、外食で良くない?

風「僕、なっちゃんの料理が食べたいなぁ〜」

『…風羽、上目遣いすれば言うこと聞いてもらえると思ってない?』

風「ダメ?」

『ハァ…まぁいいよ その代わり、嫌いでも不味くても文句言わないでね」

風「わ〜い!」
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