君に捧げる一途な愛
このベッドに何度か寝転んだことがあるけど、今日は状況が全然違う。
上から見下ろされ、私の心臓は今までにないぐらいバクバクと音を立てていた。
「今から抱くけど、覚悟は出来てる?」
政宗さんは私に最終確認をしてくる。
緊張でどうにかなりそうだけど、覚悟だけは出来ている。
それに、はしたないけどさっきから身体の奥が疼いて仕方ない。
私は身体を起こして、自分から政宗さんの唇にキスをした。
「はい。抱いて……ください」
勇気を振り絞り口を開くと、政宗さんが息をのんだ。
「志乃が可愛すぎてヤバいな……。出来るだけ優しくする」
着ていたカーディガンを脱がされ、再び私の身体はベッドへと沈んだ。
私の緊張をほぐす様に、額に瞼、頬と顔中に優しくキスの雨を落としていく。
耳たぶを甘噛みしたあと、首筋に舌を這わせてきてゾクリと身体が震えた。
政宗さんは着ていた服を脱ぐと、ほどよく鍛えられた身体があらわになった。
初めて見るその姿に目が釘つけになる。
「志乃も脱ごうか」
そう言うと、ワンピースのファスナーを下ろされ、あっという間に下着姿になっていた。
一応、今日のために新しい下着を買ったけど、実際に見られるのは恥ずかしいものがある。
「せっかく可愛い下着をつけてるけど、取らせてもらうよ」
政宗さんはブラジャーのホックを外し、私の胸元に唇を寄せて強く吸い上げるとチクンとした痛みが走る。
「志乃の白い肌によく映えるな」
満足そうに笑うと一糸まとわぬ姿にされた。
政宗さんの視線に気づいて手で胸とか隠そうとしたらそれを制止させた。
「隠さないで。すごく綺麗だ」
熱っぽい瞳で見つめられ、ドキッとする。