君に捧げる一途な愛
政宗さんの手が決して大きいとは言えない私の胸に触れ「あっ……」と声が漏れる。
包み込むように胸をやわやわと揉まれ、その先端を摘ままれると背筋に電流が走った。
自分で身体を洗いながら触れたときにはなにも感じなかったのに、初めての感覚に混乱する。
反対側の胸に顔を近づけた政宗さんが、ピンク色の先端を口に含むと舌で押し潰したり甘噛みしてくる。
「ひゃっ、あんっ……」
「気持ちいい?」
私の胸元から上目遣いで見上げながら聞いてくるけど答える余裕なんてなかった。
政宗さんの瞳は欲を孕み、深く口づけてきた。
身体の奥が疼き、恥ずかしさと気持ちよさで目尻に涙が浮かぶ。
政宗さんは私の反応を見ながら身体中を手と舌で愛撫してくる。
大きな手が敏感な肌をなぞり、徐々に下へと降りていく。
自分でも触れたことのない身体の奥に政宗さんの指が入り込み、器用に私の弱点を探って追い詰める。
「まさ、むねさ、ん……やめっ、あ、」
「志乃、可愛い」
「もう、だめ、ああっ……」
今までに感じたことのない快感に襲われ、なにかが弾けたように頭が真っ白になった。
そこからの記憶は曖昧だった。
避妊具をつけて私の中に入ってきたそれは圧倒的な質量で、痛みから思わず身体に力が入った。
それを宥める様に政宗さんが優しくキスを落とす。
最初は痛みが勝っていたのに気が付けば身体は快感だけを拾い、ドロドロに溶かされていた。
愛しげに私を見つめて名前を呼び、何度も好きだと伝えてくれる政宗さんの熱を受け止め、その逞しい身体にしがみつき絶頂を迎えていた。
好きな人と身体を繋げ、身も心も愛される喜びを知って多幸感に包まれていた。