モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。



そしてあっという間にやってきてしまったお昼休み。

イヤな時間ってなんでこんなにも早くやってくるんだろうか。

「よし!美乃里、行ってきな。私ら中庭で待ってるからさ」

「えっ?!一緒に行くんじゃっ」

「なーに甘えたこと言ってんの!」

予想外すぎる萌ちゃんのセリフに戸惑ってしまう。

別クラスに行くってだけでも緊張するのに……あの水牧果歩をひとりで呼び出せと。

「私らいたら果歩くんも話しづらいだろうからさ」

「いや、そんなことないと思うけど……」

「とにかく!ひとりで頑張るんだ、美乃里。美乃里が緊張しいなのはわかるけど、ステージに立つときのためにもこういう小さいことから慣れていかないと」

萌ちゃんがそう言って私の手からお弁当の入ったランチバックを取り上げた。

……まじですか。
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