モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。
トップスは細い紐で結ぶ黒のホルターネックタイプで、控えめに言ってもドエロい。
こんな格好しといてその顔は反則でしょ。
「……すげぇ、いいじゃん」
「やだっ、無理、きらいっ。水牧くんに言われてもなんにも嬉しくないし、やっぱりイヤだこんな格好っ」
褒めてやったのに、なんだよその態度は。
駄々こねる子どもみてぇ。
「んなこと言ったって、早くしねぇと失格になるかもしんねぇよ。つかこれ以上待たせたらよけい注目されるでしょ。……あーもしかしてそれが狙い?美乃里ちゃんもやるね〜」
「バカッ!!違うからっ!!」
「じゃあ早く」
「……んん、」
何唸ってんの。
「美乃里ちゃん」
「……っあっ、あの、」
「なに?」
彼女のこんな風に助けを求めてるみたいな顔、レアすぎて。
「……っ、へ、」
へ?
「っ、ほんとうに、へ、変、じゃない?」
まさかあの美乃里ちゃんの方からそんなことを聞いてくるとは。