モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。


「っ、」

「あんまり俺に舐めた口きいてるとどうなるか、この体に教えてあげよっか」

こっちが下手(したて)に出てりゃいい気になって。

その生意気な口、聞けないようにしてやるよ。

彼女の細い腕と背中を強引に試着室の鏡に押し当てると、

「ひっ……」と彼女の血色のいい唇から声が漏れた。

素肌が冷たい鏡に触れて反応したんだろうけど。その声、男を煽るだけなんだよ。

「ふっ、実はめちゃくちゃ感度いいのかもね、美乃里ちゃん」

「離してよっ!!」

「やだ。怖がらせてあげようと思ったけど、良すぎて俺のこと好きになっちゃうかな」

片手で彼女の手両首を固定して、空いた右手で透き通るような白い肌に手を伸ばす。

「……美乃里ちゃんだって、気持ちよさ覚えたら、あっという間に俺とおんなじになるよ」
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