モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。
「さーーー!!始まりましたー!!梓ヶ丘高校、後夜祭!!みなさん今年も本当にお疲れ様でした!!」
夕日が落ちてあたりが薄暗くなった頃。
ぞろぞろと全校生徒が特設ステージの前に集まると、司会の声が響いて。
後夜祭がスタートした。
さゆちゃんと萌ちゃんに何度も「頑張って」と言ってもらいながら、
水牧くんと一緒にステージに上がって。
今回のアズコンに関してのコメントを数分述べて。
それから、全校生徒によるカウントと共に、無事に、キャンプファイヤーの火を2人で灯すことができて。
火が灯った瞬間、ステージから軽音楽部のバンドの音楽が流れ出して、本格的に後夜祭がスタートした。
その間も、水牧くんはずっとスマートで落ち着いてて余裕で。
アズコンもキャンプファイヤーのこういう仕事も、私と同じように始めてのはずなのに全然違う。
そういうところ、本当に敵わないもんな。