モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。

水牧くんのこと、一刻も早く帰って欲しいとか、やっぱり嫌いだと思っていたけど、

こうやって双子の遊び相手になってくれるのは内心すごくありがたくて。

でもずっとこうしているわけにはいかないし、流石に。

「あの、水牧くん、時間、大丈夫?そろそろ帰ったほうが」

リビングで3人固まってワイワイ楽しそうにしている中に声をかける。

「あっ、うん。そろそろ行こうかな」

「えーーーー」

リビングの壁にかけられた時計を見て水牧くんが立ち上がろうとすると、柚巳があからさまに駄々をこねた。

まずい。

「果歩、今日はおれと一緒に寝るんだよ!」

「そーだよ、里柚たちの部屋で寝るんだよ。お風呂も一緒に入るの!」

と、里柚まで参戦する。
< 61 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop