御曹司は、お嬢のお約束?!

side　ふゆ
おい。どうなってんだ。
「お別れしよう。」そう言われた時全身の血が凍った感じだった。ごめんねとだけ言って走って行ったはる。はるは、理由がなきゃ別れるなんて言わないはずだ。俺も、走って学校ヘ行くと、教室で、ポタポタ涙をこぼしてるはるがいた。「なぜだ?」と問いつめても理由は、教えてくれない。あ～くっそ!なんでだよ?はる！　昼休みになった。
よし。こうなったら、「木崎!なんでか、知ってるだろう?頼む!教えてくれ!何でもするから!」
「杉崎くん。それは……。えっと……。はーちゃんは、杉崎くんのファンの人達に、嫌がらせを受けたの。昨日の放課後。バケツで水をかけられたり、突き飛ばされたり。別れるなら、許すって。」衝撃なことを聞いて、唖然とした。立ち上がって、放送室に向かった。
「おい！聞いてくれ。俺杉崎ふゆは、小柳はるが好きだ。俺のせいで彼女が傷ついてる。俺は、耐えられない。だから、だから、小柳はるに手を出した奴は、俺が許さない!彼女は、俺が守る。以上。」
そうして、俺は保健室に向かった。コンコン。
「はる?ごめんな?全部俺のせいだった。さっきの放送聞いてくれたか?もし、こんな俺を許してくれるなら、俺と付き合ってほしい。」
「うぅ〜!ふ、ふゆくん!私こそごめんなさい!私は、ふゆくんが好き!大好き!私と付き合ってください!」