猫かぶりなカップル
猫かぶりな恋?
【第6話】縮まった距離
この前の一件以来、あたしと奏の距離はぐっと縮まった気がする。
『見てー。明日のお弁当すごい上手く作れた!』
『おー、うまそうだな』
毎日SNSでなにかしら何気ないことをやりとりしてて。
あたしから送ったり、奏から送られてきたり。
スマホが鳴るのを自然と楽しみにしていた。
返事早く来ないかなーなんて思ったりね。
今日は月曜日。
なんとなくいつもよりも早めに目覚めたあたし。
いつも寝起き悪いのに目覚ましなしでスッキリ起きられた!
朝が輝いてる感じがするのはなぜ?
起きてすぐにスマホのチェック。
奏からは何も来てない。
うーん、残念。
『おはよー』
送ってから朝の支度をはじめた。
支度しながら、無意識にチラチラとスマホを見てる。
なんであたし、こんなに奏からの返事を気にしてるんだろう。
通知音がしてそのままパッとスマホを開くと、奏から『起きんの早いな』と返ってきてる。
思わずちょっとにやける。
…ん? 何これ!?
えっ、ちょっと待って、もしかしてこれ…。
好きってこと…?
そう思った瞬間、あり得ないくらい心臓がドキドキと動き出した。
恋なんてしたことがない。
でも、これ、今まで経験したことのない感情。
多分だけど、直感が恋って告げている。
だってこの気持ちにその名前をつければストンと納得しちゃうもん…。
あたしが、あの奏のこと好きになるなんて…。
新しい感情に戸惑いながら家を出て、学校への道。
気づいたら奏のことを探してキョロキョロしている。
うわ~…、やっぱり好きっぽい…。
そのとき、後ろから髪の毛を誰かにぐしゃっとされた。
驚いて振り返ると奏。
心臓がひっくり返る。
『見てー。明日のお弁当すごい上手く作れた!』
『おー、うまそうだな』
毎日SNSでなにかしら何気ないことをやりとりしてて。
あたしから送ったり、奏から送られてきたり。
スマホが鳴るのを自然と楽しみにしていた。
返事早く来ないかなーなんて思ったりね。
今日は月曜日。
なんとなくいつもよりも早めに目覚めたあたし。
いつも寝起き悪いのに目覚ましなしでスッキリ起きられた!
朝が輝いてる感じがするのはなぜ?
起きてすぐにスマホのチェック。
奏からは何も来てない。
うーん、残念。
『おはよー』
送ってから朝の支度をはじめた。
支度しながら、無意識にチラチラとスマホを見てる。
なんであたし、こんなに奏からの返事を気にしてるんだろう。
通知音がしてそのままパッとスマホを開くと、奏から『起きんの早いな』と返ってきてる。
思わずちょっとにやける。
…ん? 何これ!?
えっ、ちょっと待って、もしかしてこれ…。
好きってこと…?
そう思った瞬間、あり得ないくらい心臓がドキドキと動き出した。
恋なんてしたことがない。
でも、これ、今まで経験したことのない感情。
多分だけど、直感が恋って告げている。
だってこの気持ちにその名前をつければストンと納得しちゃうもん…。
あたしが、あの奏のこと好きになるなんて…。
新しい感情に戸惑いながら家を出て、学校への道。
気づいたら奏のことを探してキョロキョロしている。
うわ~…、やっぱり好きっぽい…。
そのとき、後ろから髪の毛を誰かにぐしゃっとされた。
驚いて振り返ると奏。
心臓がひっくり返る。