猫かぶりなカップル
【第7話】離す距離と
ほとんど眠れないまま、次の日になった。
学校…サボっちゃおうかな…。
そう思ったけど、ファンの子達が心配し出して家にでも来られたら面倒なので、頑張って学校へ。
「おはよ! くるみちゃん!」
「おはよう」
クラスの子に、無理に笑顔を作って挨拶。
「王子にテストの報告できた?」
「あ~…。はは、うん!」
やばい、返答を完全にミスってる…。
いつもなら笑顔で「すっごく喜んでくれたよ!」って嘘つけるのに…。
やっぱ来るんじゃなかった…。
「なんか今日、くるみちゃん元気ない? 大丈夫?」
「そっ、そうかも? 朝からちょっと熱っぽくって…」
かわせないのでそう言ったら、クラスの子たちが心配そうにあたしの周りに集まってきた。
あー…面倒な展開…。
「保健室行ったら?」
「そっ、そうしようかな!」
あたしは保健室に逃げることにした。
もー…どのみち上手くいかないし…。
保健室まで付き添いに行くというクラスの子たちに「もうすぐホームルーム始まるし申し訳ないから大丈夫だよ~」と丁重に断って1人で保健室まで歩く。
保健室の扉をそっと開けた。
「くるみちゃん!?」
げっ…。
開けたら、クラスの男子…篠塚(シノヅカ)くんがそこにいた。
あたしの熱心なファンの1人。
割といつもうるさい人。
篠塚くんは保健の先生に足の膝の怪我を手当してもらっていた。
今他の人に会いたくないのに!
「し、篠塚くん大丈夫? どうしたの?」
「俺は朝練でちょっと怪我しただけ! それよりくるみちゃんはどうしたの!? 大丈夫!?」
「う、うん。ちょっと熱っぽくって…。先生、ベッド貸してもらってもいいですか?」
先生がいいと言うのでベッドのカーテンを開けた。
ちょっともう篠塚くんに関わってる余裕はない…。
学校…サボっちゃおうかな…。
そう思ったけど、ファンの子達が心配し出して家にでも来られたら面倒なので、頑張って学校へ。
「おはよ! くるみちゃん!」
「おはよう」
クラスの子に、無理に笑顔を作って挨拶。
「王子にテストの報告できた?」
「あ~…。はは、うん!」
やばい、返答を完全にミスってる…。
いつもなら笑顔で「すっごく喜んでくれたよ!」って嘘つけるのに…。
やっぱ来るんじゃなかった…。
「なんか今日、くるみちゃん元気ない? 大丈夫?」
「そっ、そうかも? 朝からちょっと熱っぽくって…」
かわせないのでそう言ったら、クラスの子たちが心配そうにあたしの周りに集まってきた。
あー…面倒な展開…。
「保健室行ったら?」
「そっ、そうしようかな!」
あたしは保健室に逃げることにした。
もー…どのみち上手くいかないし…。
保健室まで付き添いに行くというクラスの子たちに「もうすぐホームルーム始まるし申し訳ないから大丈夫だよ~」と丁重に断って1人で保健室まで歩く。
保健室の扉をそっと開けた。
「くるみちゃん!?」
げっ…。
開けたら、クラスの男子…篠塚(シノヅカ)くんがそこにいた。
あたしの熱心なファンの1人。
割といつもうるさい人。
篠塚くんは保健の先生に足の膝の怪我を手当してもらっていた。
今他の人に会いたくないのに!
「し、篠塚くん大丈夫? どうしたの?」
「俺は朝練でちょっと怪我しただけ! それよりくるみちゃんはどうしたの!? 大丈夫!?」
「う、うん。ちょっと熱っぽくって…。先生、ベッド貸してもらってもいいですか?」
先生がいいと言うのでベッドのカーテンを開けた。
ちょっともう篠塚くんに関わってる余裕はない…。