【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
「アルマちゃんね。私はフルール。この町にいる息子に逢いに来たのよ」








「そうなんですか」







「アルマちゃんはこの町に住んでいるの?」








「はい。幼い頃からずっと」







「そう。私の息子もね、幼い頃から親元を離れてこの町で働いているのよ。夫が勝手に決めた仕事をね.....」







悲しい表情。大切な息子さんと長い間離れていて、とても寂しかったはず。ボクのお父様もそんな気持ちだったんだろうな.....。
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