【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
「辛くないと言えば嘘になる。でも、辛い表情を見せるなんて俺の柄じゃないからな。この余裕な表情でお前を口説いて、いつか一番大切な人として生涯を歩みたい」





「テオ様....。ならナンパ癖は直してください。ボクは一途に愛してほしいですから」





「ほんと、はっきり言うなお前は....。努力します」





テオ様とこんなに自然に会話できたのは初めてだ。お互い、少しずつ変わってきているんだ。





苦手な方だったテオ様と話せることができたんだ。いつかアルーシャ様ともこんな風に会話をしてみたい。いつまでも苦手じゃダメだよね。






ショッピングのあとはテオ様オススメのカフェに行くことになった。テオ様の話ではボク好みの紅茶があるとか。





それを言われると弱い。美味しい紅茶があればベラ様にも飲んでもらいたい。そんなことを日頃から考えてしまう。



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