【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
「ここだ」




「オシャレなカフェですね」




ステラにこんなところあったんだ。ウッドデッキに緑のカーテン。席に座ると心地いい風が吹いている。




「最近できたばかりの店なんだ」





「へぇー。テオ様ってこんな場所にも来られるんですか?」




「いや、普段はあまり来ることはない」




「じゃあどうしてこの店のことを...あ。なんとなく察しました」




きっとナンパしている時に聞いたんだ。テオ様ことだ。そうに違いない。




「鋭いな....」




「いつものことですから」
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