【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
ゴーンゴーンと教会の鐘が鳴り響いた。扉が開き、二人の新婦がバージンロードをゆっくりと歩く。
神父の前にたった四人。これから誓いを立てることになる。
これを言ってしまったらボクはもう、ルイス様とはいられない。
「新郎テオ。あなたは新婦アルマとの永遠の愛を誓いますか?」
「はい。誓います」
「次に、新婦アルマ。あなたは新郎テオとの永遠の愛を誓いますか?」
「・・・」
「アルマ?」
やっぱりボクには言えない。ボクはどんなことがあってもルイス様のお傍にいたい。
あの時、婚約を破棄してでも共に生きたい方がいるとボクはルイス様に言った。
ボクがこの婚約を破棄して、ルイス様と共に生きていきたい...!
「おほん。えぇー新婦アルマ。もう一度聞きます。新郎テオとの永遠の愛を誓いますか?」
「ボクは誓うことは出来ません」
神父の前にたった四人。これから誓いを立てることになる。
これを言ってしまったらボクはもう、ルイス様とはいられない。
「新郎テオ。あなたは新婦アルマとの永遠の愛を誓いますか?」
「はい。誓います」
「次に、新婦アルマ。あなたは新郎テオとの永遠の愛を誓いますか?」
「・・・」
「アルマ?」
やっぱりボクには言えない。ボクはどんなことがあってもルイス様のお傍にいたい。
あの時、婚約を破棄してでも共に生きたい方がいるとボクはルイス様に言った。
ボクがこの婚約を破棄して、ルイス様と共に生きていきたい...!
「おほん。えぇー新婦アルマ。もう一度聞きます。新郎テオとの永遠の愛を誓いますか?」
「ボクは誓うことは出来ません」