【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
「ったく、いつもいつも」

「ルイス様。ありがとうございます」

「礼はいらん。それよりアルマ。アルーシャ様にはあまり近づくな。また何をされるか分からないからな」

「はい。気をつけます」

ルイス様はいつも怒ってばかりですが本当は優しい方です。

ボクはそんなルイス様大好きなんです。いつかこの想いを伝えたいと思っていた。

けど、婚約が決まったあの日からボクの心には鍵がかかってしまった。

この鍵はもう二度と開くことはないだろう。
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