【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
「ならここに居ればいい。絶対ってわけじゃないんだから。パーニスに行きたくなったら俺がまた着いていく」





「はい...!」





そうだよ。『絶対』ってわけじゃないんだから。ここに居たいと思えばいればいい。





お父様だってきっと分かってくれるはず。





「どうせなら俺と婚約して、あっちで一緒に住むって手もあるぞ?」




「へ?...な、何を言って!」




「ふっ。冗談だ。何を慌ててる」




慌ててるアルマを見てニヤニヤとしたルイス。アルマはからかわれてるのに気づいて頬っぺを膨らませて怒った。



「ルイス様...!!」
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