【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
バラの残骸が入った袋をアルマは悲しい表情で見ていた。
可哀想に。また育ててあげるからね。
ルイス様に褒められるバラ園を造れるように。
そうだ。まだ綺麗な花びらを押し花にしてペンダントの中に入れて、余ったのはドライフラワーにしてお風呂に入れようかな。
ベラ様にもおすそ分けしましょう。
早速押し花とドライフラワーを作り始めたアルマ。
期間は一週間に及んだ。出来たドライフラワーは自分用と女王ベラに手渡された。
「ベラ様、お庭のバラでドライフラワーを作ってみました。どうぞ」
「まあ...!早速今夜、お風呂に入れてみようかしら。ありがとうアルマ」
「えへへ。喜んでもらえて光栄です。ベラ様」
女王ベラ様は気品があって、とてもお優しい方です。ボクが落ち込んでいるといつも声を掛けてくれるんだ。
押し花にしたバラはいつも首に掛けているペンダントの写真の裏に入れた。
写真は昔一度だけルイス様と撮ったもの。
これがボクのお守り代わり。
可哀想に。また育ててあげるからね。
ルイス様に褒められるバラ園を造れるように。
そうだ。まだ綺麗な花びらを押し花にしてペンダントの中に入れて、余ったのはドライフラワーにしてお風呂に入れようかな。
ベラ様にもおすそ分けしましょう。
早速押し花とドライフラワーを作り始めたアルマ。
期間は一週間に及んだ。出来たドライフラワーは自分用と女王ベラに手渡された。
「ベラ様、お庭のバラでドライフラワーを作ってみました。どうぞ」
「まあ...!早速今夜、お風呂に入れてみようかしら。ありがとうアルマ」
「えへへ。喜んでもらえて光栄です。ベラ様」
女王ベラ様は気品があって、とてもお優しい方です。ボクが落ち込んでいるといつも声を掛けてくれるんだ。
押し花にしたバラはいつも首に掛けているペンダントの写真の裏に入れた。
写真は昔一度だけルイス様と撮ったもの。
これがボクのお守り代わり。